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不登校からの高校・大学受験|個性である。という認識

選択肢が多くて困る!!教材を選ぶ時のポイント

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新しい時期に入ると「今年こそは」「今までのようにはいかないから・・・・」と何か教材を用意しなければならないのでは?そんな思いに駆られる保護者も生徒も少なくありません。

いざ書店に向かうとずらりと並んだ教材の数々・・・。そして浮かぶ「どれがいいの?」という迷い。

このとき多くの判断基準は
①会社が有名である
②有名講師が著している
③内容が分かりやすい

などなど、その基準は様々。しかし教材は、特に保護者が選んだ教材は次第に部屋の片隅に追いやられ、中途半端に終わっていることは珍しいことではありません。

こうした失敗で痛むのは財布だけではありません。
一度取り掛かった本人も「やりきれなかった。」「どうせ無理なんだよ。」という挫折感を味わう機会を作ってしまうのです。これでは学習を促すどころか意欲減退の要因になってしまいます。

教材を選ぶ時、一番に意識してほしいポイントは
「やりきることができるかどうか」
そしてこのやりきるための量をどのようにして選ぶのか、ここが教材選びの最大のカギとなります。

まずは参考書と問題集の違いをしっかりと理解しなくてはなりません。
参考書とは教科書の問題を解くときにやり方が学校の教科書では分からず、新しい考え方を必要としたときに役に立ちます。
そして問題集は教科書の問題だけでは不十分だと感じたところを、多様な問題に触れることで慣れるために使用されます。
両方がまとまっているような教材も多いですし、なんの説明もなく問題だけを解く教材はあまり見かけません。しかし、本来は何を中心に取り組みたいのかによって、選び方は大きく変化するのです。

さて、教材を選ぶ時にはやりきることができるかどうかがポイント、とお伝えしましたね。
初めて教材を使用する場合には「あれ?もう終わったの?」という程度で構いません。
「こんな簡単な問題は・・・・」とか、「さすがにこれだけでは不安」といった声がありますが、たったそれだけのことで得られるものの方が多いのです。

➀簡単だから毎日できる(習慣)
②達成感を得ることができる
④基礎をおさらいできる

だからこそ冊子は薄く、しかも初歩的な問題から始めるのが良いのです。あまり多くの問題を詰め込まない量が重要です。
そしてできたときには「できて当然でしょう。」と自分で考えたり、言ったりしないようにしましょう。「できて当然」と思ってやらなかった結果、躓きが重なっていたのだとすればその「出来た。」はわずかであっても前進にほかなりません。そして、わずかな一歩はとても貴重であり意味のある一歩なのです。

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